THE ELITE の今後

こんにちは!

ケニーオメガ、ヤングバックス(マットジャクソン、ニックジャクソン)、コーディーローデス、ハングマンペイジ、マーティースカルらのバレットクラブエリートの去就が話題になっていますので、思うところと今後の展開について今日は書いていこうと思います。

 

今回のソースはレスリングオブザーバー、選手Twitterです。

 

① 来年はWWEに?

新日本、ROHを中心に、北米や英国のインディー団体で活躍してきたエリートの面々。来年以降の継続的な契約をケニー、ヤングバックス、コーディーがしていないことから、彼らがWWEに所属することになるのではないかと言われています。

もちろん、WWEからしてみれば、ALL IN興行で北米人気もピカイチで日本マーケットでもグッズ売り上げが好評の彼らのことは喉から手が出るくらい欲しい存在であることは間違いない。

過去に、中邑真輔やカールアンダーソン、ドクギャローズが引き抜かれたこともありますから、WWE新日本プロレスのマーケットを世界的にも重要視しているのは周知の事実。

すでに彼らがWWEのオファーを受けていることは言われずとも分かります。

ではこの次の項からは、所属のまま、フリー、WWEの3つの立場でのエリートを想定してみましょう。

その上で、彼らが今後どう動くのかについて考えてみることにします。

 

 

②−1 もし所属(新日本、ROH)のままだったら

どちらの団体とも契約環境の向上が必要になってくるでしょう。それは契約金のみならず、年間の出場試合数や移動の質などなど。これらはWWEの魔の手を避けるためにはマストな要素。その上で、、、

最も重要な要素は、クリエイティブコントロール(脚本、キャラ作り)権を与えられるかどうかになってくるでしょう。このクリエィテイブコントロールですが、WWEではトップ選手でも与えられていないことがほとんどだどうです。

新日本では外道、ライガー、タイガー服部らがクリエィテイブコントロールを握っていると言われています。ただ、もちろん現場での発言で新たなストーリーが生まれることもあります。なので、その点で考えてみると全選手が僅かながらコントロール権を持っているということになります。

こういった状況ですので、新日本とROHWWEと契約面でのの差別化を図るならば、クリエィティブコントロール権を大いに与える必要性があるということになります。ALLINやジェリコクルーズ、youtubeのBEING ELITEチャンネルを見ていると、彼らのクリエイティブ能力はWWEにも引けを取りません。ここで彼らを飼いならしにするくらいならば、両団体にいる必要性はなくなってくるということです。

 

 

②−2 WWE所属になったら?

契約金はかなりの額になることでしょう。ただ一方でコーディーが昨年、自身のtwitterで「 WWEにいた頃より稼いだ」と発言しているのでお金の面ではかなり多額の準備をする必要がありそうです。

キャリアもある程度あって、自主興行も大いに成功させる彼らをあらゆる意味でしばりつける契約を打ち出せば絶対に彼らは拒否します。クリエィテイブコントロールは無理でも、クリスジェリコやザロック(ドウェインジョンソン)ばりに自由で融通の利く契約を打ち出すことがマストでしょう。

 

 

②ー3 もしフリーなら?

これに関しては、一番有力なのではないかと思います。

先述したように、インフルエンスコンテンツ(youtube)や自己ブランド、自主興行をもつ彼らにとって、所属団体のスケジュールというのはある意味で足かせになっているように思えます。新日本は特に年間試合数も多く、所属参戦した時点で一年間のスケジュールが縛られてしまうことになります。ヤングバックスは妻子持ちで家族との時間を大切にしたいと発言(今年のWTL不出場も、家族の時間を奪われることに対する報酬が低すぎることが要因とのこと)しているので、フリーとして新日本やROHに自分たちの都合がつくように参戦するメリットは大いにあります。

ただ一方で、フリーになることでROHや新日本との関係が悪化してしまう事態になれば、自主興行にそれらの所属選手を呼ぶことが難しくなります。そうなると、ALLINやジェリコクルーズの盛り上がりもそれほどではなくなるでしょう。

前所属団体と良好な関係を維持しつつ、フリーになれれば一番なことなのですが、、、

 

 

 

③ 結局どうなっちゃうの?

前項でも触れたように、フリーになることでしょう。WWEにもスポット的に参戦することは可能ですし、ある意味ではWWEスーパースターよりも権威ある存在になれる可能性も秘めています。

ジェリコとも関係を続けながら、全員のコネクションを利用して自主興行を中心としたスケジューリングで試合していくことでしょう。

 

 

 

 

さて今日は以上です。

みなさんはどのように思いますか?

 

 

CHAOSの分裂と今後の展開

こんにちは

今日は大阪大会ですね〜。ジェリコとEVILがメインイベントで世界注目の一戦。チケットはソールドアウトということでまさにジェリコパワー恐るべしと言ったところでしょうか。今年のドームでジェリコと戦ったことで世界的な株を爆上げしたケニーのこともありますし、これでEVILも世界から評価を受けることになるのでしょう。

 

 

さて今日は、ケイオス分裂について思うところを書いていきます。

今回はストーリー上の分裂の狙い、そして、今後の展開について考えていきましょう。

 

 

 

①新日本本隊の補強(構成面)

ユニット再編の流れを以前におった際にも述べましたが

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

現在の新日本プロレスでは、二大ベビーユニットとして本隊とケイオスが並んでいる状態です。ケイオスはヒール要素が徐々に薄れ、ベビーへと移行していきました。

ケイオスはオカダ、後藤、石井、ベストフレンズとヘビー級で脂ののった選手が多い印象です。

一方の本隊は棚橋、真壁、本間は知名度こそ群を抜いて高いものの、試合中の動きが全盛期に比べると明らかに落ちてきている現状です。USヘビー、インターコンチ、NEVER戦線に出入りするジュースロビンソンがホープといったところでしょうが、やはりIWGPを巻くレベルまで達しているかというと微妙なところです。ほぼ同期であるジェイホワイトに一歩遅れを取っています。

そんなわけで、新日本本隊をIWGPストーリーに絡めるためにオカダカズチカというのは重要なピースになってくる。

この視点から考えるとオカダ単体が本隊と合流するのか、ケイオスが丸ごと本隊と合流するのかはわかりかねますが、それについては次項以降で掘り下げていきましょう。

 

 

②ケイオス分裂第二章

第一章は外道、ジェイの分裂。今回の大阪大会のシリーズ中にOGが「もうひとりケイオスに裏切り者がいる」と発言していました。おそらく今日の大阪大会で誰かが反逆をすることになるでしょう。

果たして誰なのか、想像するのも楽しいですね。私が考えるに、怪しいのはオスプレイとヨシハシです。どちらも負傷欠場中で一切動向が読めない状況下。復帰明けで反逆を起こすストーリーは過去何度もありました。BUSHIが内藤と結託したのも長期欠場明けでしたね。新日本のプレスや選手日記を見る限り、ヨシハシは復帰までもう少しかかりそう。一方のオスプレイは大阪大会までの巡業限定での欠場だったのが、大阪大会当日までの欠場に途中変更となりました。これ、何かにおっている気がします。

本題から逸れてしまうので、この辺にしますが、おそらくケイオスのメンバーはこうして少しずつ他のユニットに吸収されていくのではないかと考えています。そうしていくうちに、淘汰されたベビー色の強いメンバーが本隊に吸収統合されていくことになるのではないでしょうか。

最終的に本隊に吸収されるのは、オカダカズチカ、もし今日反逆ストーリーがなければヨシハシ、ベストフレンズです。

そうすると、後藤、石井、矢野、3Kの行方が気にかかるところ。マイクのできるスポークマンを連れてきて新ユニット結成か。はたまた、石井に関しては鈴木軍へ加入という顛末も想定できます(英国ヘビー試合後に、鈴木が勧誘、和解、加入)。

 

 

③いつ起きる?

今回の大阪大会で、オスプレイ、石井(?)の脱退。12月のroad to wrestle kingdom で後藤、矢野、3Kの動向が追われる形になると思います。

ここのところ1.4ではユニットに大きな動きは見られない(凱旋帰国などはあるが、脱退、追放はない)ので、最終的には1.5の後楽園で終末でしょう。さすがに2月の大阪までは引っ張りすぎで、今年のBC分裂のようになあなあとなりそうです。

 

 

 

さて、どうなるかはわかりませんが少し先読みをしてみました。

皆さんはどんな予想を立てられてますか?ご意見ご感想お待ちしています。

 

 

プロレスとマイク

こんばんは。昨日あげようと思っていたのですが、1日バイク移動をしておりまして、疲れて寝込みました。

車や電車で移動すればいいじゃない!って話なんですが、バイクを楽しんで乗れる季節って以外と限られているんです。迫り来る冬は寒さ、しもやけで辛いし、夏はジメジメとした湿度、アスファルトの照り返し、エンジン熱で快適ではないし。てな訳で、もう一ヶ月程度、天気がいい日はバイク移動をしようかと。

 

と、なんともブログと関係のない話をしてしまいました。せっかくブログなんでこういった近況を書くのもありかなと。

さて今日は先日のロスインゴと鷹木信悟の記事でも少し触れた、プロレスとマイクの関係について思うところを書きたいと思います。

先日の記事はこちら

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 あまり長くなっても読みにくくなってしまうので、先日は少し触れるのみにとどまりました。(興行の締めのマイクについて書きました)

今回はそれとは違った側面から、マイクについて書きたいと思ってます・

 

①認識が容易

初めて会う人の名前を覚えるのって難しいと思うんです。難しいからこそ、その人の名前を覚えるために何か特徴をつかもうと心がけるはずです。

例えば、見た目。太っているとか痩せているとか、かっこいいとか可愛いとか。あとは所属(会社の部署や学校の名前)なんかも気にしますよね。

そして、ふと名前を思い出そうとするときに、その人との会話も思い出すでしょう。先週初めて会って息子のやんちゃ話をした〇〇さん。てな感じで。

これをプロレスで置き換えれば、「3、2、1、ハッスルハッスル」の小川直也、「トランキーロ」の内藤哲也、「愛してまーす」の棚橋弘至と言葉から人へのアクセスが可能になるわけです。

 

②自己プロデュースができる

先ほどはファン目線でのマイクができるメリットをまとめました。逆に、選手目線でマイクができるメリットについて考えました。

これはつまり自分のいいたい事をファンに伝えられるという事がメリットになるはず。例えば、タイトルマッチが決まって、その試合のテーマ(もちろんただ相手を倒すだけの場合もある)があやふやな場合に、自分でその試合の意義付けをしてファンにプッシュする事ができるようになります。

最近だと、東京ドームのメインのケニー棚橋の会見で棚橋がイデオロギー闘争を持ちかけた事が記憶に新しいです。

( 詳しくはコチラから)

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

この試合も、ただG1を優勝して権利証も防衛した棚橋と、ディフェンディングチャンピオンのケニーの側面以外に、両者のプロレスイデオロギーの違いが試合のテーマとして組み込まれる形になりました。

こうしてテーマが増えてくると我々ファンもあーでもないこーでもないを考えるのが楽しくなってきます。私自身、こうした側面に魅了されたファンの一人であることに間違いはありません。

さて、少しそれてしまいましたが、選手自身が自分の考え方や試合への思いを語る事で、自分をファンに売りつける事ができるようになるわけです。さしずめ、ブーイングだらけだった内藤が、一転して大声援を受けるようになったウラにも、彼が必要以上に喋るようになったという点があるでしょう。

 

 

③会社からプッシュされるようになる

 ファンから認識されやすくなる、選手自身が自己プロデュースできるようになる。もうこうなったらあとは選手の人気はうなぎのぼりなわけです。その後はもちろん、会社からのプッシュが待っています。

ファンからの認知度が高い選手のグッズは売れる。自己プロデュースを懸命にする選手を後方支援する。後はブッカー(いわゆる脚本家)もその選手をメインストーリーに押し上げざるを得なくなるはずです。

もちろん、ただマイクができてファンの支持を集めているということだけがメインストーリー昇格の条件ではないということは確かですが、少なからず、この点は必要条件の一つです。

ネガティブな点からの論評になってしまいますが、ルックスも良くてバチバチファイトでわかりやすい後藤洋央紀がメインストーリーに上がれない一番の要因が「口下手である」ということでしょう。コメントも意味不明、興行の締め方もしょっぱい。本当に惜しいと思います。このままだとIWGPは遠いでしょう。

 

 

 

さて、プロレスラーとマイクの関係性について私が思うところについて書いてみました。もちろんまた違った側面での関係性もありますが、長くなってしまうので今日はこの辺で失礼します。

ご意見ご感想があれば、Twitter、インスタ、コメ欄でお待ちしております。

ロスインゴベルナブレスデハポンと鷹木信悟(後編)

さて予想外に長くなってしまったので前後編に分ける事になった当節。兎にも角にも、プロレスを語ろうとなったら朝までしゃべり尽くすことになるでしょう。 

前説がダラダラし過ぎて長くなったのもありますので、この辺で。

前編をご覧になっていない方は是非。

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

 

 

 

アニマル浜口ジム

www.youtube.com

(ロスインゴ新メンバーpv)

 

ロスインゴ新メンバー加入を内藤が仄めかしたあたりで、新メンバーアニマル浜口ジム出身なのではないかという説が有力でした。

(アニマル浜口ジムは端的に言えばプロレスラー養成塾)

新日本のみならず、全日本やドラゲーなど各団体でアニマル浜口ジム出身のレスラーが活躍しています。新日本では、小島聡アニマル浜口ジムの出身ですね。

ロスインゴ内でも、内藤、BUSHI、EVILが入門前に浜口ジムでトレーニングを積んでいます。

内藤、BUSHIがちょうど鷹木信悟と同世代にあたるので、彼らはデビュー前にアニマル浜口ジムで邂逅していたことになります。彼らはその後、各々、新日本、全日本、登龍門に入門しました。デビュー前に切磋琢磨した仲間と10年以上ぶりにリングの上で再会するわけですから本人たちの感動も一塩、ファンも感情移入がしやすいでしょう。

 

 

⑤57年会

昨日、都内某所にて『第7回・57年会』が開催されました。

“57年会”とは、プロレス会の昭和57年4月~昭和58年3月の同級生レスラーによる集まり。ドラゴンゲート鷹木信悟選手。

DDT新日本プロレスのダブル所属である飯伏幸太選手。

東京スポーツの岡本佑介記者。

内藤哲也

この4人で立ち上げた会で、会長は鷹木選手。メンバーは…

(中略)

今回試合で欠席したゼロワンのデーモン植田選手。

(中略)

現在欠場中の、大日本プロレス岡林裕二選手。

南米遠征から帰国し、そのまま57年会に駆けつけてくれた、プロレスリングノア・石森太二選手

変顔をしている、666・宮本裕向選手。

メガネがオシャレな、フリー・KAZMA SAKAMOTO選手。

(内藤哲也公式アメブロ https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/naito-tetsuya/entry-11818518736.html  より引用、編集)

 

これは4年前のブログになるのですが、昭和57年生まれのレスラー達でよく集まっているそうなのです。

アニマル浜口ジムのゆかりや57年会で内藤の活躍に刺激を受けた鷹木信悟がロスインゴに加入。これもまた不思議な話ではありません。

しかし、現在見てみると豪華なメンツである。

 

鷹木信悟の今後

ドラゲーでのポジションを捨て、一歩踏み出す勇気で新日本に参戦した鷹木信悟。彼のフィジカルや試合スタイルを見ているとどうもジュニアでは勿体無い気もします。

全日本ではヘビー級相手に戦っていましたし、公式の体重では96kgになっています。見た感じで比べてみると飯伏幸太よりウェイトはありそうです。恐らくケニーと同じか少し軽いくらいではないでしょうか。

何にせよ、新日本はROHと提携して以来、オープンウェイトの試合が増えてきたように思えます。比較対象にあげた2選手も100kgあるなしですし、単純に100kgがジュニアとヘビーの分かれ目ではなくなっています。

次のビッグマッチで予定されているタイチとオスプレイのNEVER戦も、やっとタイトルの名前通りオープンウェイトになりました。

そんなわけで、鷹木にはNEVER戦線に加わって欲しいと思っています。現状、タイトルに絡む選手がほとんどいない訳ですし、後藤がNEVERベルトを巻いた姿も食傷気味の方が多いでしょう。バチバチ戦って、マイクでしっかり締める。これが出来るのは(NEVER戦線では)、現状、タイチだけなのではないでしょうか。

そんな展開になってくれたらと願わんばかりです。

 

 

 

さて今日はここまでです。

皆様は今後のロスインゴと鷹木信悟についてどんな展開を期待していますか?

ご意見ご感想お待ちしています。

 

 

 

ロスインゴベルナブレスデハポンと鷹木信悟(前編)

 

こんにちは。だいぶ冷えてきて冬もすぐそこといった天候でしたね。毎年、1.4の東京ドームは観戦に行っているのでいつチケットを買おうかと検討しているところです。

新日本プロレスワールドで観戦もまたいいのですが、会場観戦で場の雰囲気と一緒に盛り上がるというのもまた乙なものです。東京近郊(ドーム、両国、後楽園)には観戦に行ったことがあります。それぞれの会場で盛り上がり方が違うのでどこに行くのも好きですが、やはり後楽園ホールくらいの規模が観戦するにはもってこいですね。しかし、最近の新日本の後楽園大会はチケット発売と同時にソールドアウトが多いものですから、なんとも敷居が高くなってしまいました。

 

さて、前節は長くなってしまいそうなのでこの辺りにして(また会場のことなんかも記事にしたいと思います。)、今日は前の記事で触れた鷹木信悟とロスインゴについて思うところを書いていきたいと思います。

 

 

①ロスインゴベルナブレスデハポンの現状

これについては上掲した以前の記事でも触れました。詳細はそれをご覧下さい。

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

そんなわけで、中道のユニットとなったロスインゴベルナブレス。もともと、参戦選手の多い新日本プロレスのユニットの中では少数のユニットでした。リーダーである内藤哲也、全日本組のBUSHI、SANADA、生え抜きのEVIL、高橋ヒロム。ケイオスや分裂前のバレットクラブは10人以上ですから、5人となるとかなり少ないわけです。

今回、鷹木信悟の加入は、ヒロムの長期欠場、鷹木のフリー転向と転機が重なったという見方もできます。一方で、5人となると大人数ユニットとの対抗戦もままなりませんから、ストーリーラインにロスインゴを織り交ぜるための策であったという見方もできます。

 

②世界観

ロスインゴの輸入のきっかけとなったのは内藤が耳たぶを治療するためにメキシコへ行ったことでした。耳たぶ治したら、ヒールになってしまったというなんとも面白い話です。

それはさて置き、内藤が以前のNOLIMIT時代にメキシコで大活躍をしていたということもあって、彼にとってはメキシコはゆかりのある国なわけです。同じく、ヒロムやBUSHIもメキシコで活躍、ないしキャリアを積んだレスラーです。SANADAとEVILもまた、ワールドワイドに参戦をしていました。さしあたって、メキシコ色のあるユニットがロスインゴなわけです。

鷹木信悟も、現在のドラゴンゲートの前身である登龍門出身のレスラーです。ジャパニーズルチャを潮流にする団体ですから、ロスインゴのハイスピードな戦い方とも似ているものがあります。

戦い方やルーツをもとに考えると、鷹木信悟とロスインゴの組み合わせに違和感はあまりないでしょう。

 

 

③マイクパフォーマンス

ロスインゴの大きな特徴の一つとして、ユニットメンバーがよく喋れるということがありましょう。内藤は抗争相手のコメントの墓穴を掘ったり、ファンが思っているだろうことを代弁します。ここに共感を覚えるファンが多いからこそ、現在の絶大な支持があるのだと考えています。言いたいことも言えないご時世だからこそ、自由奔放にコメントをする内藤が評価、支持される。プロレスが世間と似ていると言われる所以もこんなところでしょう。(これもまた、記事にします。)

BUSHIやヒロムもしっかりと的を得たコメント、マイクをします。先述の3選手に比べると口数は少ないものの、EVILとSANADAも発言をするときにはキレたコメントをしているイメージがあります。

新加入の鷹木信悟もコメントが得意な選手。フリーになる前に全日本プロレスチャンピオンカーニバル(新日本で言うところのG1)に参戦していましたが、ホープ宮原健斗(新日本で例えると難しいところですが、年齢、キャリア的にはSANADAくらいでしょうか)をマイクで煽ったりしてしっかりと外敵の様を見せつけていました。

プロレスでマイクができるかどうかは大変重要なことで、地方興行、ビックマッチ問わず、メインの後にはマイクで締める必要があります。ドラゲー時代にヒールユニットのリーダーとして締めることもあった鷹木に取っては、締めは容易いことでしょう。

そんなわけで、マイクの点で見ても鷹木とロスインゴの調和がわかります。

 

 

 

 

 

さて、今回も1記事でまとめようと考えていたら予想以上に長くなりすぎました、、、

後編は明日アップします。

 

 

BULLET CLUB OGとお株を奪われた鈴木軍(後編)

さて前編に続いて新日本のユニット再編の動きに伴う現在の立ち位置について考察するとともに、今回はタイトルの通り、新設 BULLET CULBと鈴木軍の関係性について思うところを書いていきたいと思います。

 

①〜④はこちらから

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

⑤鈴木軍(ヒール)

もともとは、小島聡の新日本回帰のストーリー展開で作られた小島軍(仮)をもとにするユニット。当時はわかりやすく、外敵(小島、TAKAみちのく)とタイチが徒党を組んでいた形。

その後、小島の追放に伴って、これまた外敵の鈴木みのるが加入、リーダーになるという流れ。

鈴木軍の悪行は止まらず、棚橋とドームでIWGPをかけてメインで戦ったことも記憶に新しいです。このころはわかりやすい構図で、ベビーの新日本本隊、ケイオス(オカダ帰国後)とヒールの鈴木軍が争うといった絵でした。

その後、初代バレットクラブの結成、CMLLからロスインゴベルナブレスの輸入があって少々勢いを落としましたが、2018年現在、極悪集団であるイメージは根強いです。

そんなわけで、鈴木軍のユニットとしての位置付けは完全なヒールであると言えるでしょう。

 

 

⑥BULLET CULB OG(ヒール)

ELITEとの分裂で初期メンバーであるバットラックファレ、タマトンガ、タマの弟のタンガロア、そこにプロレスリングノアを退団した石森太二が合流してできたユニットです。前編でELITEがベビーであると位置付けましたが、ある意味で初期メンバーの彼らは初期から一貫としてヒールを貫いているように見えます。

また違った側面で、ELITEが北米のメンバーを中心にしているのに対して、OGは南洋諸島のメンバーを中心にしています。

それはさて置き、バレットクラブの分裂騒動が2018年の初頭から始まったわけですが、どうもOGの勢いというのは良いとは言いがたいものでした。(レスリングオブザーバーなどによると、タマの育休的な要素があったという)

そんな中で先日の両国大会でジェイホワイト、邪道、外道が合流をしました。もともと、タマ、ロアのGODはタッグですし、ファレもメインを張って締めれるような位置付けの選手ではありませんでした。ここにきてのジェイの加入は、メインを試合内容で飾ることのできる選手の加入を意味していると思います。また、外道の加入もメインをマイクで締めるためなのでしょう。さしずめ、凱旋帰国後のオカダカズチカのような立ち位置です。

さて少し脱線してしまいましたが、OGは初期バレットクラブの正統な嫡子のような位置付けで、ヒールユニットと言えるでしょう。

 

 

 

本題  OGと鈴木軍

現在のストーリー展開の中ではこの2ユニットの関わり合いは全くない状態です。ここはわかりやすく、ベビーVSヒールでの抗争を演出したい狙いがあるんでしょう。

例)OG(悪) vs ケイオス(善)

  鈴木軍(悪) vs ロスインゴ(善)

 

ベビーユニットが乱立する結果となっている現在の新日本プロレスで、こうしたわかりやすい構図を作り出すためにはどうも鈴木軍だけでは足りないのでしょう。OGの結成はある種必然的だったのかもしれません。

 

また違う側面では新ヒールユニットの結成は、ある意味で、古参ヒールユニットのアイデンティティを希薄にしてしまいます。

直接抗争こそはしていませんが、OGの結成によってOGと鈴木軍はヒールユニットとしてのポジションをどのようにして維持、増長させるかで、間接的な抗争が始まっているわけです。

 

この後の展開で、鈴木軍がロストアイデンティで中道のユニットに成り下がるか、極悪集団を貫けるのかどうか、私はその点を見所にしています。

 

さて、この項もまた長くなってしまいましたが、今日はこの辺りで失礼します。

ご意見ご感想はTwitterのリプライ、インスタのコメント、はてブロのコメントでお待ちしております。

 

 

 

 

 

BULLETCLUB OGとお株を奪われた鈴木軍(前編)

10.8の両国大会でジェイホワイト、邪道、外道の合流によって作られた新バレットクラブ。その後のスーパージュニアタッグリーグ戦でのケイオスとの試合を見ていると、どうも極悪ヒールユニットという位置付けのようです。

 


さて、今回はドームに向けたユニット再編の流れを追いつつ、各ユニットの立ち位置を今一度考えてみたいと思います。

 


①新日本本隊(超ベビー)

棚橋、真壁、KUSHIDAらを中心として、第三世代やライガー、タイガーなどのレジェンド勢の布陣。まごう事なきベビーフェイス。

 


②ケイオス(ベビー)

GBH分裂後はヒールユニットでしたが、オカダカズチカの加入、インターコンチ中邑政権あたりから徐々にベビーターンしていった。ヒール色の強い飯塚らが脱退した事もその一因でしょう。ダーティーファイトの矢野通も、愛されキャラに。

そしてここにきて明らかに悪い名前の邪道、外道がOGへ。完全にベビーでしょう。

 


③ロスインゴベルナブレスデハポン(中道ベビー派)

発端は内藤のビールターンで出来たユニット。内藤の金的、BUSHIの毒霧、EVILのイス攻撃など未だにヒールらしいムーブはありますが、SANADA、ヒロムのようにダーティーファイトをしないメンバーの加入後からはメキシコ系のベビーユニットになったと見ています。ヒール要素も兼ね備えたベビーフェイスという事でここでは中道という表現を使います。

鷹木信悟の加入については後日記事をあげますのでお待ちください。

 

surreal-tokyo.hatenablog.com

 

 


④bulletclub the elite(ベビー)

もともとヒール色の強かったバレットクラブから、ケニーやヤングバックスが組んだチームです。デヴィッド時代のバレットクラブはまさに極悪。そこからAJ時代のバレットクラブでは、AJの試合運びのうまさに目がいき、ヒール色を弱めていったように思えます。

そして、ELITEはそんな中道と化したバレットクラブからベビー要素の強いメンバーで作られたのです。ケニーはDDT時代のイメージが強いからどうしてもヒールには見れなかったし、ヤングバックスもルックスとキャラがベビーフェイス。実際にヤングバックスはいつかのコメントでヒールの立ち位置がつらいと発言をしていました。

そんなわけで、ELITEは完全にベビーユニットと言えるでしょう。

 

 

 

さて、予想以上に長くなってしまいました。タイトルのバレットクラブOGと鈴木軍については後編で、、、

今日はこの辺りで筆を置きます。

 

 

後編はこちらから

 

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